住宅のリフォームについての情報サイト

  メンテナンス

住宅はまめにメンテナンスすることで寿命がずいぶんと変わりますが、実際にはお住まいの手入れが行われていないことがほとんどです。リフォームは必要に迫られて行う場合が多いのですが、本来日々のメンテナンスを行うことで費用のかさむリフォームを避けることが可能です。住宅の手入れの度合いによって寿命は短くも長くもなります。劣化を進ませないためには普段の掃除に加えて、定期的に住宅の点検を実施し、問題の箇所は早めの修繕、修理をすることが重要です。普段の確認は専門家でなくとも、傷み具合、問題のおよその判断はつくものです。不具合が見つかったら、専門業者に相談して対応するようにしましょう。

 

基礎、外壁、屋根、バルコニー

外装など屋外の部分は日光、風雨にさらされているため痛みが進みます。基礎は土台をのせて重い躯体部分を支えるため、もっとも重要な部分です。コンクリートのひび割れがないか、地面にめり込んでいないか、蟻の通り道はないか、などが点検のポイントになります。換気が不十分だと土台や柱を腐らせる原因になりますので、カビや腐りの確認も行います。外壁にはモルタル、タイル、サンディングなどが使用されますが、この部分にひび割れやはがれがあると、雨水が浸透し、住宅の劣化を早めます。住宅リフォームの相談で一番多いのは雨漏りであり、これらのひび割れとともに、屋根の瓦、スレートの外れや割れ、トタン屋根はさび、浮きを点検します。バルコニーについては木部の腐朽、金属部のさび、腐食を点検します。

 

土台、柱、梁、壁、天井など

土台、柱、梁、壁は住宅の構造部材であり、骨組みになります。これらの部分は室内から見えない部部であり確認がしにくいところです。ちゃんとした点検に関しては専門家に任せたい部分です。室内からの確認としては、床の浮きや沈みが無いか。天井のたわみや雨漏りのシミが無いかなどを確認します。

 

室内部分の床、壁、天井の仕上げ

普通、床、壁、天井は化粧合板やビニルクロス貼りで仕上げられています。きしみやめくれ、はがれ、カビ、シミ、汚れ、割れなどが点検項目になります。

 

建具類

ドア、ふすま、障子など建具類は開閉に問題がないか、すきまの大きさに問題ないか、取り付け金具に問題がないかを点検します。雨戸、網戸は建てつけの不良、さびなどの確認をします。

 

キッチン、トイレ、浴室

水回りは給水、排水設備の水漏れの確認を行います。シンクは腐食やさび、浴室はタイルのひび割れ、排水口のつまり、トイレは便器の割れ、金属部のさび、カビなどです。またガスの給湯設備についてはガスの臭いがしないか確認をします。